Think Real

リアルに考えよう

「ペーパーレス」は環境に優しいか?

ペーパーレスの会議に出席していて,ふと思ったこと。紙節約と,電気節約。どっちを推進すべきか? 

ペーパーレスにすると,効率,人間の認識力は大部下がると思う。書き込み,マーキングができない。文書アーカイブには良いが。両方あるのが理想的(紙ベースで議論,電子ベースで保管)。

加藤俊一さんのコメント

上のようにFacebookに書き込んだら,中央大学の加藤俊一さんがコメントを下さいました。

トイレ・洗面のペーパータオル(木材)とエアードライヤー(電気)、どっちが環境にやさしい? (手を、プルプル振って、自然乾燥がいちばんやさしいのでは?あ、手を洗わなければ、水も節約して、もっと環境にやさしい?)

(紙ベースで議論,電子ベースで保管)→両方の資源を使ってるぞ。。。 (1枚の紙をみんなで囲んで議論、それを大事に保存する、、、とか、できんかなぁー)

私の返信

木材(紙)は太陽が育んでくれます。再生可能な程度に,太陽の恵みを使わせてもらうことは悪くないと思われます。でも,紙を作るとき,また,紙を運搬するときに,化石燃料や原子力(今は停まっているけど)が必要だから,話は単純でないのでしょうね。確かに一番環境に優しいのは,ぷるぷる+自然乾燥ですね。屋外であれば,太陽エネルギーをダイレクトに使えるし,屋内でも,その程度では空調エネルギーにほとんど負担をかけないでしょうから。つまり,理想は原始時代に戻ることであるという皮肉。

両方の資源を使っているか,ですが,アーカイブはサーバかクラウドに集められ,必要なら,省エネしてディスク回転を止めておけば良いので(そんな研究もしています^^),アーカイビング(+検索)こそIT技術が威力を発揮するところと思われます。私,本の電子化(世間では「自炊」などと言われますが)にアグレッシブに取り組んでいますが,やればやるほど,電子化の良さも分かる反面,紙の良さも認識されます。何という素晴らしいメディアを昔の人は作ったものかと。仮に「電子化」しかない時代に,紙が発明されたら,その便利さ,素晴らしさに,人は震える程に感動したんじゃないでしょうか^^。