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CEATEC 2012で観た4Kディスプレィ:マーケットは?

今回のCEATECの大手電気メーカサイトで目立ったのは,4Kディスプレィです。初めて観ました。

こちらは東芝。通常の市販ブルーレイディスクを,4Kディスプレィにリアルタイム投影しているのですが,画像補完技術が素晴らしく,その美しさに眼を奪われ,見とれてしまうほど。
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こちらはソニー。静止画を,プレイステーション3を使って4K投影です。
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日本の技術,未だ衰えずと言いたいのですが,気になるのは,とても大きなディスプレィでないとその効果が得られないと思うこと。サイズから考えて,一般家庭への普及はちょっと無理そう。おそらく,業務用。スポーツカフェ等に置いて,皆でサッカー観戦を楽しむのにはよいでしょう。

つまり4Kディスプレィは,次世代テレビではあるんでしょうが,どれくらいのマーケットがあるのかがちょっと疑問。メーカーとしては腕を振るいたいところで,これまでずっとやってきたことをやり続けているのでしょうが,画質はともかく,この大きさは,オーバースペックになってしまっているような気がしました。

ああこれが欲しいと思うものが大概手に入ってしまった現代。この時代に,人々が「欲しいもの」をクリエートするのは容易ではないかも。