Think Real

リアルに考えよう

50歳記念,小中学校同窓会

先月の3月,小中学校同窓会に出席してきました。50歳記念同窓会。小学校と中学校が一つしかない小さな田舎町。私は小学校高学年で転校してこの仲間に入って以来、大学、大学院に至るまで、奇跡的ではないかと後から思えるほどの、良き教師、学友たちに恵まれました。今日、中学の卒業式以来、35年ぶりに再会した恩師、学友もいました。次にいつ会えるか分からない、もしかしたらもう会えないかもしれない人達。私にとっては奇跡の先生方に、今日あるのは先生方のお陰ですと、感謝の気持ちを伝えました。3時間の間、ほとんど食べずに喋り続けました。

特に中学時代の先生方4名が「奇跡の4人」に思えるのはどうしてだろう?と以前から思っていました。今日話しても、不思議なほどに、こちらのことをよく覚えてくださる。こちらが知らない私の裏話まで語ってくれる。どうしてでしょうか?と率直に聞いてみました。先生方はほぼ同い年。4人とも、大学を出たばかり、教員人生で初めてクラス担任3年間を受け持った学年が私達。そのインパクトは鮮烈だったそうです。互いに助け合い、張り合いつつ。一学年を全員新人の担任教師に任せる、今ではあり得ないことだそうです。

そして今日、旧友達と話していて、教師になった人が多いことを知りました。1学年4クラスしかない小さな学校、学年なのに。多感な思春期にこちらもインパクトを受け、「刷り込み」が入ったのかもしれません。

35年の時を飛び越えてあの日の、先生と生徒に帰る。僕らが50、先生方は数年前に定年を迎えている年齢。何も変わっていない気もする。人生の酸いも甘いも知った人達の、つかの間の夢のような時間。3時間という時はこんなにも短いものかと恨めしく思いつつ。