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きたやまおさむアカデミックシアター 「加藤和彦物語」

きたやまおさむアカデミックシアター 「加藤和彦物語」 (2013年3月9日)に行って来ました。

いくつかの偶然,サプライズがありました。

通常のきたやまおさむアカデミックシアターはレクチャー+ミニコンサート形式でやっているようなのですが,今回は実質,「加藤和彦」の追悼コンサート。3月30日にザ・フォーク・クルセダーズのニューアルバムが出るのだそうですが,チケット販売時にはそのことは公開されておらず,今日のコンサートで知りました。今日のコンサートは実質,そのアルバム発売の記念コンサートであり,NHK BSチャンネルで放送するという録画も行われていました。

私は偶然,1月末の新聞広告で,このコンサートを知りました。すぐにこれは行くべしと決心。翌日,電話でチケットを予約。

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会場は渋谷公会堂。NHK放送センター近く。
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入場すると,花と「加藤和彦」の写真が飾られていました。伊勢正三,イルカ,といった名前が見えます。
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2時間たっぷり,休憩なし。きたやまおさむと坂崎幸之助による対話形式で進められます。途中に何人かのゲストが入ります。後半は,バンド形式で,新アルバムからの演奏。

私にとって大きなサプライズだったのは,ゲストの一人が,最後に出てきた一人が,かのアコースティックギターの名手,石川鷹彦だったこと。興奮しました。奇跡かと思いました。石川鷹彦は,私が中学生のときから,ずっと憧れ,コピーを目指してきたギタリスト。彼が弾くリードギターのメロディをコピー出来ても,あのサウンドをどうしてもコピー出来ない。坂崎幸之助を始めとして,多くのプロミュージシャンが同様に石川鷹彦を目指したことは後になって知りました。彼のソロコンサートは観に行ったことがあるのですが,彼が本領を発揮するバックミュージシャンとしてのプレイをぜひ一度観たいと思っていました。

北山修がフォーク・クルセダーズの歌を歌い,石川鷹彦がバックでギターを弾く。「あの素晴らしい愛をもう一度」のギター演奏は,「加藤和彦」と石川鷹彦なのですが,あの曲の印象的なイントロを,坂崎幸之助と石川鷹彦が再現してくれる。この曲全体は,ラテンバージョンとしてバンド演奏してくれました。

コンサートの中で聞いたサプライズやおもしろい話は他にもいくつもあるのですが,また別の機会に。

コンサートが終わった後,渋谷駅に向かいます。渋谷の風景を撮しながら。

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歩いて行くと,スピーカで組まれたコカコーラ。

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撮しているうちに,目を疑いました。「加藤和彦ありがとう」の文字。どうして「加藤和彦」なんだろう?コンサートのスポンサー?でも近くにそれらしき掲示なし。なぜかわからないので,そばにいたスタッフの人に聞いてみました。
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iPadが備え付けてあり,そのそばに行列。文字をiPadに打ち込むと,それをディスプレィしてくれるのだそうです。並んだ客はそれを記念撮影。つまり,私が通りかかったときに,「加藤和彦ありがとう」と入力した人がいる。きっと,コンサート帰りの人。何たる偶然! スタッフの人に私の名を告げると,驚いていました。
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思い出深い一日となった,久しぶりの渋谷でした。
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