Think Real

リアルに考えよう

葛藤,ストレス,喧嘩,問題行動等はなぜ起きるのか

以前,精神科医(&ミュージシャン)北山修さんの講演,つくば男・女のつどい「心の葛藤を生きること」を拝聴しました(下記)。そんな難しいテーマをどう語るのかと興味津々でしたが,話された内容は明快なものでした。円を描き,その外側にもう一つ円を描く。余計なこと,腹の中のこと,が内側の円。外に出す,外に見える自分が外側の円。人の心の中はこういう二重円の構造になっている。

子供の頃は一重円。大人になる過程で二重円を持つようになる。この二重構造,つまり,外側の円の中に内側の円を閉じ込めておくという構造が「葛藤」を引き起こす。ときどき,内側の円がぷくっとふくれて,外側の円に触れたり,飛び出すことがある。それは「社会」で問題行動,事件となることがある。これは,北山さん独自の見解ではなく,精神科医の間では常識的に知られていることだそうです。

この話を聞いてから,葛藤(自分の中での喧嘩),ストレス(葛藤によって引き起こされる精神的・肉体的現象),喧嘩(人と人との葛藤),あるいは,時には事件にまで発展することがある問題行動がなぜ起きるのか,少し理解できるようになりました。

拙ブログ:北山修さんの生トーク拝聴そして対話(2011-12-03)

ポスター:
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