Think Real

リアルに考えよう

カラオケ8時間

今日は朝から雨でした。屋外に出られそうもないので。カラオケに行ってきました。近くのカラオケ店の定額制最大時間,8時間。バカですね,夫婦揃って。昨日も5時間歌ってきたのに。昨日終わったときに,余力感があったので,速攻で思いを果たしてきました。まず,朝10時から正午前まで家で予習。正午から午後8時まで交互に歌って,私が歌った分49曲。予想通り,終わった頃には酸欠気味になりました。

今回気付いたこと,3点。

1.8時間歌うと,三重の意味で酸欠になることに気付きました。第一に,二人で交互とはいえ,長時間歌い続ける。息を吐いている時間が長い。第二に,そう広くない部屋に長時間閉じこもる。空調と,外気交換機はあるみたいだけど。ドアを開けて換気したいんだけど,ドアを開けると,却って煙草の煙が肺に入って,空気が汚染される。他の部屋で煙草を吸う人が,換気のためにドアを開けるから。第三に,ドアを閉めておいても,壁等の隙間から,煙草の煙が入り込んできて,その分,酸素が減る。今度真面目に,酸素を持参することを検討してみたいと思います。

2.昨日,今日で計13時間,歌った曲が延べ29+49=78曲。重複度合いは10%程度。これだけ歌ってみてしみじみと思いましたが,日本にはいい楽曲が多いですね。詞がいいし,曲もいい。シンプルなものから,凝ったものまでありますが,いずれにせよ,多くの人に聴かれ,歌われるものは,よく出来ています。この質と量は,世界最大級でないかと思い当たりました。楽曲生産量,売上高は米国が世界一だと思いますが,日本の楽曲は,売上量は小さくても(ほとんどが日本国内で,少しアジアでしょうか),質は非常に高いと改めて認識しました。おそらく,万葉集の頃から,庶民から貴族まで,多くの人が歌を詠み,それが高度に発達したという文化遺伝子をもつからじゃないでしょうか。日本古来の「歌」に加え,明治の開国以降入ってきた西洋の音楽も取り入れて,進化させ続けている。そして,琉球音楽の素晴らしさ。日本の料理が実は世界最高水準にあることが,ミシュラン等によって国内外で認識されるに至っていますが,庶民が歌う楽曲も同様に,世界最高水準にあるのではないかと直観しました。その証左が,一つの歌から映画が作られてしまうことが珍しくないことです。逆に,映画やドラマのために作られた歌もまたとても高水準。素晴らしいことです。

3.何度も耳にはしているけれど,歌ったことがない歌を初めて歌ったときに,歌える歌と,歌えない歌がありますね。それから,聴いているだけでは分からなくて,歌ってみて初めて分かる,作者の工夫が感じ取れました。あの耳慣れた曲は,こんな工夫がされていたのかと,楽曲の秘密に触れた感じ。

二日間,充実していましたが,狭い部屋に長時間に閉じこもって,不健康でした。明日から健康しなくっちゃ。